2008年11月19日
部活で…
今日は引退してから、2度目の部活の練習に参加してみました

前回は休日だったので練習試合をやっていて、私はただ様子見といった感じで居座っていたのですが、今回は普通にテニスやりに行きました。
ひとりだけ3年で、アウェーでした(笑)
そこで、1月にある都立戦のダブルスの最後の1枠を、誰にするか悩んでいた後輩の相談を受けました。
確かに悩むよな~…。
正直に言って、今の面子では代表として出させるほどの実力者という人間は、現部長とその同中学出身の後輩の2人しか該当しない。彼女たちは全中に行ったほどの選手なので、実力には申し分ないでしょう。
つまり、勝てる選手というのが、その2人しかいない。
うわ~…、厳しいなぁ

私たちの代と比べて、というより年々部員の数が減って、選手層が薄いということもあると思いますが、部員同士の競争心がないように感じます。
指導者らしい指導者のいないこのテニス部では、部員が主体となって部をつくりあげていくので、横へのつながりを重視しすぎるあまり、縦への向上心が薄れているように思われます。
それが、現在直面している一番の問題のようです。
難しいですね

私が、部の雰囲気を盛り上げようと思い、問題を解決するためにまずやったことといえば、部の現状を分析することでした。ひとりひとりの部員がどのようにして練習に取り組んでいるのか、どういう姿勢なのか。そうやって細かいことを探索したり、または部員を数タイプに分けて考えたり。
そうやって考察した結果、たどり着いた結論は、全員が全員、同じ目的でテニスをしているわけではないということでした。
本当にテニスをやりたくて、大会を目標にしている人。これは、私みたいなタイプですね。負けず嫌いで、たいてい部を引っ張る人間になります。
別に大会を目指してはいないが、部活としてテニスを楽しみたいという人。入部してくる際、未経験者の人たちが思うことではないでしょうか。こういう人は、主にダブルスが好きな傾向があるのではないかと。
競争心に熱いということで見れば、前者のタイプでしょうね。彼らのようなタイプは、高いレベルを求めて自らを厳しくし、練習をやりこんで行きます。
後者のタイプは、偏見かもしれませんが、競い合うというには意識が薄く、前者タイプの人たちとは勝負に対して温度差があります。厳しくというよりも、楽しむことが優先なのだと思います。
スクールやクラブではクラス別なので、比較的同じタイプの人が同じコートに立つようになりますが。
部活では、この二つのタイプの人間が混在するようになります。そうなると、必然的に部員個人の間で意識の差が生まれ、それがやがてプレーの質の差となる。
意識の持ちようがプレーの状態につながっていくというのは、誰しも体感することだと思うので、深くは論じません。
ここで課題にすべきなのは、その差をどう埋めるかではなく、その差を部員にどう気づかせるかだと私は考えます。
メンタル

自分とは違うタイプのことを知らないままでいると、自分の感覚で得た経験が、誰しも共通の“常識”なのだと思ってしまいます。集団でプレーすることでの一体感が、そう錯覚させてしまうのではないかと。
タイプの違う人間がお互いに向き合ったとき、なにが見えますか。
私は、「テニスが好き」というお互いの心が見えました。ただ、その“好き”が違う道に続いていただけ。
自分の“好き”の貫き方だけが、すべてではないのだということの気づきました。それぞれに、それぞれの気持ちの貫き方があるのだと。
それに気づいて、私は練習の仕方だけで部員を変えていくのではなく、直接言葉にすることで、気持ちを伝えるようにしました。なにを思い、なにを求めているか。みんなは、それをどう感じ、どのように応えてくれますか。そうやってミーティングのたびにメッセージを送り続けることに徹しました。
うまくいったかはわかりません。私は、途中で挫折してしまいましたし。けれどうまくいこうがいくまいが、“きっかけ”をつくることは大事だと思います。
変わろうと思わなければ、変わらない。
今後も、そのメッセージを後輩たちに伝えられたらと思い、部活にいってまいります

今日の日記のはずだったのに、途中から自論主張になってしまいました…

私の話は脱線が常です。
このブログを見てくれている人がいるのかわかりませんが、読んでいただいた方には、今回の話はどう思われたのでしょうかね。だいぶ憶測で展開してしまったので、賛否両論かも…

まだまだ視野が狭いなーと思うことばかりです。
ああ、もっと世界を広げたい!
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予告ですが、明日はオフなので、先日の全日本選手権の観戦記をアップしたいと思います


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